当セミナーは終了いたしました。

内容 改正された食品表示法にのっとり、正しい表示の作成方法について学びます。
演習に取り組むことで、実際の表示の作成方法を身につけていただきます。今後自主製品を販売するにあたり、法律違反することのないよう、しっかりと学んでください。
開催日 2015年7月30日(木)
定員 30名
参加費 トゥギャザー正会員様: 1名につき3,000円
正会員以外の方: 1名につき5,000円
時間 10:00~17:00
会場 梅田スカイビル タワーウエスト22階 会議室
(大阪市北区大淀中1-1-88)
講師 高田かおり氏【(株)消費経済研究所 品質管理サポート部チーフディレクター】
概要 ■加工食品の義務表示事項

 1. 食品表示の種類と目的
  義務表示(必要な情報を提供)  任意表示(伝えたい情報を提供)
 2. 食品表示の位置づけ
  消費者にとって商品を知るための情報源
    =法規制に則って正しく表示される必要がある
 3. 加工食品と生鮮食品の表示基準
  それぞれに基準が決められている
  加工食品【名称 原材料名 添加物 内容量 消費期限 保存方法 食品関連事業者】
  生鮮食品【名称 原産地 】
 4. 加工食品の表示方法
  容器の見やすい場所に
  法律で規定されている一括表示様式で表示
  文字・枠は背景の色と対照的な色に
  文字の大きさは表示可能面積が150?より大きい場合は8ポイント以上
  それより小さい場合は5.5ポイント以上

  ○名称の表示・・食品の内容を的確にあらわす一般的な名称を表示
       JAS法の個別品質表示基準や公正競争規約で決められている品目はそ  れに従う
  ○原材料名の表示・・使用した原材料を食品添加物以外の原材料と食品添加物とに区分して、原材料に占める重量の多いもの順に表示する
     アレルギー表示・遺伝子組み換え表示も必要
     配合比を計算するためには「原材料規格証明書」の入手が必要
     エキス・パウダー・粉末を使用した場合はその原材料をわかりやすく表示
     複合原材料についてはその名称で表示し、括弧づけで原材料を続けて多いものから表示する

     ただし省略できるものもあるので、ルールに従う
    (重量の割合が4位以下で5%未満なら「その他」としてもよい)
    原材料の性状に大きな変化がない場合二次原材料に分解して表示してもよい

    添加物も重量順に表記 省略は微量でも不可
  ○内容量の表示
    計量法13条の物象量表記義務対象の特定商品に該当するかどうかで表示方法が異なる  義務対象外の商品は個数表示可能
    事前に内容量の表示が困難な場合は記載箇所を明瞭にすれば表示可能

  ○期限表示
    未開封の状態で保存方法の表示に従って保存した場合の期限の日付を年月日により表示

  ○保存方法の表示
    未開封の状態で流通、家庭等において可能な保存方法を表示

  ○製造者の表示
    製造した事業者の名称(法人名)と所在地の住所を表示する

■食品添加物の表示

 食品添加物とは・・製造過程で食品の加工や保存目的で使用するもの
  使用した添加物はそれ以外の原材料と区別して重量の多いもの順に表示
  参照: 食品衛生法施行規則の別表、既存添加物名簿収載品目リスト、
      天然香料基原物質リスト

   *使用目的がはっきりしていて、通常製剤の形で使用され、個々の成分の表示する必要が低いものは一括名で表示可能(資料参照)
   *栄養強化目的、加工助剤、キャリーオーバー等の理由で表示を省略可能なものもある(だからといって、「無添加」とは表示できない)

 遺伝子組換え食品の表示
   遺伝子組み換えの有無は表示義務あり
    表示対象・・全体の原材料に占める重量の割合が上位3位かつ原材料に占める重量の割合が5%以上のもの

 原産地の表示
  原料原産地の表示対象食品(22品目)かどうかの確認が必要
   対象食品のうち重量の割合が50%以上である場合、表示義務あり

 加工食品の表示作成演習
  関連法規の確認
   食品表示法新基準に則って作成

参加者の声 ■一番印象に残ったことは
  ・原料原産地表示 個別表示と一括表示で使用する言葉が違うということ
  ・演習
  ・ラベルを作るにあたり、法律の勉強が必要だと強く感じた
  ・配合比によって表記・無表記があるということ
  ・消費者に優しく・・というのは正しいとは思うがこれだけ細かく表示していけるのかどうか
  ・食品添加物について基本となるところが理解できていないのでわからない部分がある。
  ・外での販売時、商品の温度管理が必要になるかもということ。内容量は特定計量器で計る必要があること
  ・実際に書いてみると難しく何がわかっていなかったのかがわかった。
  ・消費者団体が調べに来るということ
  ・複合原材料について
  ・配合仕様書の書き方が学べたこと
  ・以前に比べると少し分かるようになった。食品販売に関して厳しい時代になることは自覚しないといけないと思った。
  ・勉強中の内容は理解できたが、初めての内容は難しかった。5年後に向けて進めていきたい
  ・原材料についてどの範囲まで表示義務があるかがわかった
  ・「食品は誰でも作ることができるが、いざそれによって対価を得ることになるととたんにハードルがとてつもなく高くなる」という高田先生の言葉
  ・一つだけ挙げるのは難しい。たくさんのルールがあるので全てを把握することができると思えず不安。
  
■感想
  ・情報量が多く、全てを網羅できない。その状態のまま事業を続けることにとても不安がある。
  ・自分自身が理解消化できていない。不安。
  ・演習を通して実際にやってみながら理解できたのはよかった。他の事業所との意見交換・情報交換もしたい。
  ・大変混乱しています。講聴できてよかった。演習でおさらいします。
  ・わかりやすい説明で、お話も聞きやすかった。
  ・資料の表裏が逆で見にくかった。覚えることが多くて大変ですが、頑張るしかないと感じた。
  ・大変な労力がいると感じた
  ・参加してよかったの一言。難しいが乗り越えないと・・
  ・実践的な研修内容でとても勉強になった
  ・実際に作ってみて、一つ作るのにすごく時間がかかると実感
  ・長時間ですが、これてよかった。
  ・現場で情報を共有して違反のないようにしなければ。準備を怠れば新作も作れないと思った。
  ・表示だけでなく、そのベースになる話も聞きたい
  ・お弁当の販売について詳しい話を聞きたい
  ・専門用語・法律・計算・・かなり頭を使った。スタッフを巻き込んで進めていきたい。
  ・説明が早くてついていけないところがあった。

2023年 10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

2023年 11月
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

2023年 12月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31